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殺し文句

殺し文句 → 名〙 男女間で、相手を魅了し悩殺するような巧みな文句。 という意味になっておりますが、久しぶりにその「殺し文句」を聞いてしまいました。

その殺し文句を口にしたのは、もちろん鬼様です。そしてその殺し文句を聞いたのはアルファインの503号室でした。

今日はそこに至る経過を聞いていただきたいと思います。かなり長い記事になりますので、お忙しい方はスルーして下さい。

一昨日9月の鬼様とのプレイをしてきました。
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この日の鬼様はこんな感じ。先日のユリイカと同じスクールミストレスのイメージです。僕としては超が付く好みのお洋服なので大満足です。

そしてこの日のスタートは、このお洋服の鬼様の膝の上にお尻を乗せられて、バスブラシでお尻を叩かれるところから始まりました。鬼様の膝の上に乗せられてお尻叩かれるとのは、極めて珍しく多分今まで一回か二回しか無かったと記憶しております。しかし、このOTKでのお尻叩きというのは、鬼様の太ももの感触をまともに感じながら、お尻を叩かれるので、痛いことは痛い(鬼様の使うバスブラシは多分地球上のブラシの中でいちにを争うくらい痛い。)のですが、いたさと同じくらい幸せなお仕置きスタイルなのであります。

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多分30~40発くらい叩かれ、お尻はもうジンジンになってから、アルファイン503号室名物のスパンキングベンチに乗せられ(この写真で鬼様が座っておられるのがそれです)、お尻を後ろに突き出したスタイルでケインのお尻叩きが始まりました。この時使われたケインは、写真で鬼様が手にしているスクールケインです。

スクールケインは何故か鬼様があまり好まれず、かなり長いこと僕のケインケースの中で眠っていたのですが、先月のケイントレーニングの後半で、手元にあるケイン全部を試した際に、

「これいいじゃん。」

と言うことになり、今回からプレイで使っていただけることになった代物です。スクールケインは材質がやや軽めのラタンケインなので、痛みは鋭いのですが衝撃の強さはドラゴンケインよりもちょっと軽めという、ちょうど「学校のお仕置き用」にぴったりな叩かれ心地なのです。スクールミストレスのイメージの鬼様にスクールケインで叩かれるというのは、夢みたいなシチュエーションで、やはり痛いことは痛いのですが、

「なんか嬉しい!!」

という気分になれるとても素敵な序盤戦となってくれました。

でもしかし、我々の世界では昔から、、

「始めよければ、、、」

「あとが怖い!!!」

という有名なことわざがあります。

そして、この日のプレイの流れはその通りになっていったのです。

このアルファイン503号室のスパンキングベンチでお尻を後ろに突き出して叩かれると、体をまっすぐに立てて叩かれるのの2割か3割り増しの痛みになるように思います、お尻の皮膚と筋肉が伸びた状態で、しかもお尻を前に逃がすことが出来ないので、ケインがより深くお尻に食い込んで来る感じ、と言えばお分かりいただけるでしょうか?

そして「痛いけどちょっと嬉しい」が終わって、本格的調教が始まります。

スクールケインでかなり叩かれたあと、鬼様はいつもは使わないトゥオーズとか一枚革の一本鞭とかを使って僕のお尻を叩いていましたが、この部分の話をするとあまりにも長くなるので今回は割愛します。

そして叩く道具がスモークドドラゴンケインに変わると同時に、ことわざ通りの展開が始まりました。

スモークドドラゴンケインは僕のケインコレクションの中で最も優秀なケインで、しなり具合、重さ、硬さのバランスが絶妙で軽くヒュンと鳴らす叩き方からフルスウィングまで、全ての叩き方で叩き手を満足させられる叩き心地のケインなのですが、絶滅危惧種になっていて、今や殆ど入手不可能になっています。

もちろん鬼様もこのケインが大好きで、僕のお尻を叩く時のメインツールです。その好きなケインで僕のお尻を叩き始めてすぐに鬼様お気に入りの意地悪が始まりました。まぁ簡単に言えば、叩かれた時に動くな、ということなのですが、最近の鬼様は飲み掛けのお水のボトルとか、その日履いて来られたハイヒールとかを黙って僕の背中に置きます。勿論とても倒れやすいように置きます。そして、改めてその状態で叩かれるのですが、もしそれを倒してしまい背中から落としてしまえば、恐怖のお仕置きが待っています。

ただでさえ痛みに耐えるのでいっぱいになっているところに、もっと酷い目に遭わされるかもしれない恐怖が加わると、それは最悪です。頭は一種のパニック状態で、痛いと怖い以外の何も感じたり考えたりすることが出来なくなります。

おそらくそう言う状態の僕を眺めながら叩くのが鬼様的には楽しいらしく、やたらと優しげな声で、色々と質問しながら、お尻には激痛のケインが飛んできます。

「これ落としたらお仕置きだけどさ、どこ叩かれるんだっけ?」(答え:太ももの後ろに決まってます!!)

「色んなケインで叩いているけど、それぞれどんな痛さなのか言ってみて。」(答え:そういう今必要のない質問は後でまとめてラインかメールでしてください。)

痛みと恐怖で破裂しそうな頭に、大して必要とは思われない質問に答えろという無理難題が加わってくるとどういうことになるか?というと、

「お尻に加わる痛みが倍加」

します。

多分痛いだけならば、その痛みに耐えることに集中できるので、体と頭を総動員して痛みを和らげることが出来るのですが(ほんのちょっとですけど)、余計なことが加わるとそれが出来なくなるので、お尻が感じる痛みが倍かそれ以上になるらしいのです。

スモークドドラゴンケイン+鬼様意地悪で限界を超える痛みのせいで、叩かれる度にお尻とその周辺が震えだしたころ、

「あと何回にする?」

という鬼様の声が聞こえてきました。

それは、この靴だかペットボトルだかを落としたらお仕置きのケインをあと何回にするか?という意味なのですが、ここでマゾ数学を使って回数を算出するには大変な努力を必要としました。

その結果算出した回数は、

30回。

「30回ね。」

という素っ気ない鬼様の声が聞こえ、その直後から凄まじく痛いケインがお尻に飛んできました。

殆ど永遠に続くかと思われた30回のケインが終わったときには、僕はもうヘトヘトで暫くスパンキングベンチから立ち上がれないほどのダメージを受けていたのですが、実はこれは地獄の入り口のご挨拶程度だったというのは、後から分かることになります。

実はここで約10分程度の休憩が入ったことが、この後さらにヤバいことになる原因の一つでした。

お尻叩かれマゾの人たちはお分かりの通り、既に1時間以上叩かれている僕のお尻にはある種の麻痺状態が起きており、このおかげで痛みは一割程度と思われますが低下していたはずです。

でも10分の休憩のおかげでこれがゼロになってしまいました。

休憩が終わってこの日の最後のケイン調教=両手を頭上にあげて固定され、お尻を後ろに突き出して叩かれるパターンのケインが始まりました。

僕はこの姿勢で叩かれるのが好きなので→多分叩かれる度に痛さに抗して、更に叩かれるためのお尻を突き出す、という行為がマゾ的に嬉しい→一番痛みに耐えられる姿勢なのですが、この日はこの魔法が通用しませんでした。

この最後のケイン調教では鬼様は12mmのリフォーマトリードラゴンケインを使って、フルスウィング=100%のパワーで僕のお尻を叩くのですが、何時もなら激痛に対して体が抵抗せずに服従する感じがあって、その痛みを受け入れることが出来るのですが、この日はそうはならず体が激しく抵抗する感じで、結果的にさらに強く痛みを感じることになってしまったのです。本当に一発ごとに全身に痛みが広がって震えるという状態になっていました。

ちょうど25発目が終わった時、僕の様子を見ていた鬼様から声が掛かりました。

「残り全部叩く代わりに、スパンキングベンチに拘束して30発で許してあげるよ。」

多分鬼様は僕の様子を見ていて、「これはあと75発は無理だな、、。」と判断されたらしく、でもそこはやっぱり鬼様で、決して甘やかすことはないギリギリのところで妥協案を出して下さったみたいでした。

もちろん僕は喜んでその妥協案に乗り、予想通り地獄のような最後の30発をお尻に受けて、この日のプレイは終了したのですが、自分としては本来耐えられるべきところを耐えられず、最後は鬼様から妥協案を出していただいて救われるという情けない状態で終わってしまったことに、かなり落胆をしておりました。

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叩かれる前のお尻。前回のケインの痕がまだ少し残っています。

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叩かれ終わったお尻。酷く痛かったせいか、写真で見るお尻も痛々しい感じ??

さらに、いつも通り耐えられなかったことによって、鬼様が100%フルスウィングで僕のお尻を叩くということも十分に出来なかったことになり、申し訳ないという後悔もありました。

その一方で、この日感じた未経験ゾーンの苦痛の記憶は、「自分がまた同じようなプレイをしたいのかどうか?」を疑問に感じるというような、かなり複雑で難しい感情を抱えたまま、シャワーを浴び、いつものキズパワーパッド貼りというシュールな時間を経てこの日のプレイは終わることになったのですが、そこで鬼様から「殺し文句」が飛び出しました。

「今日は久しぶりに〇〇(僕の名前)を限界のところで苛められたのが楽しかったよ。」

この一言で僕のモヤモヤは一瞬で吹っ飛びました。

そうです、僕はこの日自分の限界のところまで追い詰められて、ごく自然にもうダメ、もう許してくださいという反応をしていたのだと思うのですが、それが鬼様的には楽しい反応になっていららしいのでした。

与えられた苦痛に屈服して服従する奴隷を見るのも良いけれど、抵抗して限界まで追い詰められた奴隷をみるのも楽しいということだったようです。

というわけで、これからも鬼様のケインでお尻を叩かれるのは続くことになりました。(久しぶりに新しいケインも注文したし、、。)










奴隷のヒエラルキー

今日はちょっとディープな話をしようと思います。

話は昨日18日(日)のユリイカでの出来事から始まります。

昨日は月に一度の昼ユリイカ=鬼様がシフトする日でした。実は先月のシフトの日は、親戚一同集まって会食という恐ろしくつまらない用事があって行けなかったので、今月は遥か前からこの日は絶対ダメということにしておき、無事出かけることが出来ました。

張り切り過ぎたせいで、僕はその日の1番目の入店だったので鬼様はまだ準備中でした。この日の鬼様はこんな感じ。
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素敵でしょう? この日はスクールミストレスのイメージとのことだったので、僕のコレクションからスクールケインをお渡しして撮ったのがこの一枚です。

この流れからして、今日はスクールケインでお尻叩かれるのかな?と思っていたのですが、、。

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実はこの日は9月が鬼様のお誕生月ということもあって、プチ誕生会になっていたのでした。

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鬼様のお礼のツィートがこちら。

でもこの日の雰囲気を伝えるには、この蘭花さんのツィートがもっとも適切だと思われます。

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まさに蘭花さんが仰る通り、嵐のような4時間になっておりました。

そんなわけで、この日はいつにも増してディープマゾ大集合の日になっていたのですが、そうなるとある現象が起こります。

「後回し」

です。

つまり、鬼様はプチお誕生会に駆けつけた鬼様ファンのディープマゾ達に対応=やっつけるのに大忙しになっており、僕のお尻叩きはずっと後回しになっていたのです。

さらにそこに「タコス辛過ぎ事件」とか、マゾとイカ嬢さんたちの仕組んだサプライズとかが加わって、鬼様の制限時間はあっという間に終わってしまい、昨日の僕はマゾタクシーだけの役目で終わりました。(タコス辛過ぎ事件についてはまた別の機会にお話します。)

つまり、その日の僕は待ちぼうけだったわけで、それは一見残念〜、ということになりそうなのですが、実はマゾのヒエラルキーとしては大満足な1日なのでした。

ここまで読んで「???」となる人はかなり正常な人で、「お〜、それよく分かる。」という人はかなりディープな変態と思われます。

実はマゾ奴隷にも不文律的なヒエラルキーがありまして、奴隷としてのレベルが上がる=身分が下がるということになっており、後回しというのもこの身分低下のひとつの現象なのであります。

というわけで、僕も鬼様の奴隷として一応一人前扱いされたと思われ、その意味で大満足な1日なのでした。

これ分かります???



お仕置きされる前

僕が大大大好きなシチュエーションが、「〇〇される前」です。

お尻叩かれる前、
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こういう場面ですね。

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そして今日のお気に入り画像はこれ。

これから本格的に叱られるために、「パンツ下ろしなさい」と命じられるている妄想画像です。

もちろん、この後お尻叩かれて真っ赤や紫色になる妄想が続くのですが、やはりこの「される前」の方が妄想としては好みです。


SPUNK

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「コミックビーム」というコミック雑誌に今連載中の作品です。
 
新井英樹さん作で、ユリイカのオジキ(ゆみこさん)が参謀として後ろに控えております。
 
夏菜と冬美という正反対のキャラクターを持つ二人の女王様を通じて、SM界隈の色々なお話が登場しつつ、結局人間て欲望には勝てなくて、どうしようもないけど、そこが可愛さや魅力になったりする愛すべき生き物だという人間讃歌になったりしております。。
 
この作品の凄みは、参謀としてオジキが参画していることによって、「SM界隈の実態を何にも知らないくせに、想像だけの妄想を語っている」というよくあるパターンとは比較にならないリアリティがあることです。
 
ユリイカやその周辺のSM人間関係を多少とも知っている人間が読むと、「あぁ、あの人かな?」とか、「あぁ、あそこかな?」とか、人や場所に心当たりがあるところが結構面白いですが、そんな予備知識のない人が読んでも、妄想や想像ではなく、実際にSM界隈の中にいて、日々ドラマを作り上げている女王様やマゾたちのリアルな姿が描かれているので点が本物のにしかない良さになっております。
 
鞭フェチケインおじさん的に見ると、お尻叩きのシーンが少ないとか、お尻叩きのシーンにイマイチ熱意が足りないとか多少の文句はありますが、マゾ男が読んでも違和感を感じないは史上初の「本物」ベースのFemdomコミックと呼べると思います。(鞭フェチM男の個人的見解です。)

そんな中でも、鞭フェチケインおじさんがドキドキしてしまったシーンのひとつがこちら。
スクリーンショット (415)


スクリーンショット (414)

夏菜が夏菜に憧れるマゾを弄ぶところで、積み木を床にばら撒いたあとに口にする一言。

「これ、元どおりに、片付けて。」!!!

元々SM専門誌向けに描かれた作品ではないので、SMシーン満載〜!ということにはなっていないのですが、この一言は僕のマゾ神経直撃でした!!

よく読むと、この手のマゾ神経直撃の素敵なシーンもちょこちょこ登場するのは鞭フェチケインおじさん的には嬉しい部分です。

9月12日発売号で第5話まで進んでいますが、来月10月発売号は休載でお休みです。


その替わりと言ってはなんですが、10月1日には、新井さんとオジキのトークイベントがあったりしますので楽しみにして下さい。

以下オジキのInstagramからの転載です。

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10/1(土)代々木WOOFERさんにて新井英樹トークイベント「SPUNK UP!ナイト」開催します。
池袋ユリイカから えり、さくら、澪も応援参加してくれる事になりました。
SMサロン現場の話も聞けるかと思います。

登壇→新井英樹、鏡ゆみこ(参謀)
ゲスト→吉田恵輔さん、庄村聡泰さん、&イカ嬢

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トークイベントの詳しくはこちら。
 
僕はAmazonからKindle版を購入して読んでいますが、印刷された本も購入出来るので、好きな方で楽しみましょう。
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