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痛みに耐える力?

今日はちょっと硬い話なので、そういうのダメという人はパスして下さいね。

マゾにとっては永遠の『?』かもしれませんが、痛みに耐える力って何なのでしょう?

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あくまで僕個人の経験に基づく、僕個人の意見なので、そのつもりで読んで下さい。

このブログ(及び前のブログ)でも何度か書きましたが、僕がケインや鞭で叩かれる時に感じる痛みは二段階に分かれます。

最初はファンタジー的な痛み。 僕の場合バラ鞭とかは鞭のウチに入らないと思っているので、その手の痛さは対象外で(というか痛くない)、ちゃんとした鞭で叩かれた場合で、ある程度の余裕をもって受け入れられる範囲内の痛みです。この段階では痛みはある程度の気持ち良さを伴っており、このままずっと叩かれていたいなぁ等と思ったりするわけであります。

もうひとつがファンタジーの域を超えて、物理的な苦痛のみに支配される領域です。ここまで来ると、ファンタジーの世界は遠くの彼方に消え去り、純粋な苦痛が全てを支配します。今日はその手の苦痛に対する時のお話。
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ちなみに画像は全てネットからの借り物で、僕のお尻ではありません。

『耐える』という言葉を使いましたが、実際は耐えるというよりは、痛みに『服従』するという方が正確だと思うようになりました。で、その反対が痛みに対して『反抗』するという反応です。

実はこの話、かなり前に鬼様から聞いた記憶があるのです。

『不思議なんだけどね、ある瞬間からマゾが抵抗を止めて服従するときがあるんだよね。』 という話をされていたのですが、その時僕は儀礼的に『ハイ、そうですか。』みたいな返事をしていたのですが、実際にはあまりよく分からなかったのです。

でも最近この話がピッタリ当てはまると思うようになりました。 

鬼様にお尻や太腿を『調教』された結果、鬼様から与えられる痛みに対して、『服従』する回路が出来て来つつあるように思います。とは言っても、ありとあらゆる痛みに服従できるわけではないので、まだまだ未完成なのですが、その手の回路が自分の中に出来て来たことは確かだと思います。これつまり、精神的な調教の成果ということですよね。 
奴隷としての服従回路が出来ましたというと、世間一般では『奴隷根性が身に付いて』みたいにネガティブに言われますが、鞭フェチ的世界ではかなり嬉しい出来事なのであります。

痛みに反抗していると、痛みは単なる痛みに過ぎず、その結果暴れたり、逃げようとしてもがいたりするのですが、痛みに服従するようになると、痛みを痛みとして受け入れることが出来るようです。別に痛みが小さくなるわけではないので、痛いことは痛いのですが、その結果起こる脳内反応が違って来るみたいなのです。僕の場合は、一つの痛みを与えられた後に、次の痛みを受ける為の姿勢を取るというところに、マゾ的な幸せを見ることが出来る様です。
繰り返しますが、この回路はまだ未完成で、痛みのレベルや痛みを与えられる場所によっては、体が反抗することもあるのですが、どうやら『調教』によって痛みのレベルを上げたり、受け入れる場所を増やしたり出来るらしいのです。

『調教』には物理的・肉体的な面と、精神的な面があり、物理的・肉体的な面では、あるレベルの痛みを『未知の痛み』から『既知=経験済み』の痛みに変えるという点が大きいと思います。SMに限らず、普通のトレーニングをしていても、初めての負荷に対しては、ごく自然な体の防御本能から拒否反応をすることが多々あります。痛みに対してはもっとハッキリしていて、未知の痛みを与えられると、恐怖感も合わせて激しい拒否反応が出るのは当然です。でもこれは一度か二度経験することによって既知のものとなり、拒否反応は収まります。僕は『調教』のこの面だけを経験して理解していたつもりなのですが、どうやら調教にはもう一つの面=精神面があり、痛みに服従するという心理的な訓練効果があったようです。但しこの精神面の調教効果は、一対一の関係らしく、僕の場合は鬼様に対してだけ、その手の服従回路が出来ているみたいです。その辺はまだ理解し始めたばかりなので、今後変わるかもしれませんが、今のところはそういう感じです。

本日は面白い話はゼロで、くそ真面目でつまらなかったという方もいらっしゃると思いますが、タマにはこういう記事もあったりするのでゴメンナサイ。

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面白いです

こういう話は僕は面白くて大好きです。
確か去年の大晦日にもこのような記事があったかと思います。

僕は、「調教」されるということがどういうことなのか、考えているだけで、実体験としてまだ伴っていませんから、分かっているようで分かっていないと思います。
これから、鬼様に「調教」されて、「調教」がどういうものなのか、自分の言葉で説明できるようになりたいです。

明日、「調教」なんですけどね(笑)

Re: 面白いです

あっ、今日なんだ! 楽しみだね〜! 

なんか、いい感じの年の瀬ですね(笑)。

面白くて、ためになる!

 この種のお話は、経験者でないと出来ないし、また理解も難しいと思う。

 僕には専門外でも、苦痛を受け入れるプロセスという意味では、かろうじて経験している部分も重なり、興味深く読ませて頂きました。

 わかったような顔して言える立場でもないのを承知であえて言わせて頂くなら、多くの場合、こうしたマゾヒズムの「服従回路なるもの」が出来上がる前に「挫折」してしまうような気がします。でも未完成の回路でも、ちょっとだけ接続できる、服従できるという段階を経て成長していけるものなのでしょうね。

 石ノ森章太郎の昔の作品で「人造人間キカイダー」というのがあって、あれの良心回路を思い出しました。

 模索して、悩んで、いろいろな経験を積んでこそ、そういう境地に達するのだろうと。
 
 そういう回路を設計し、運用して下さる女王様との出会いがあれば、僕も服従回路を己の中に組み立ててみたいと思っているのです(>_<)

 鞭フェチM男さんには、こういう「くそ真面目」なお話をもっとしてもらいたいです。

 いや、いつもの「クソふざけた記事」も大好きなんですけど(^^)





Re: 面白くて、ためになる!

ためになるかはともかく、面白いと思ってもらえれば、予想外の収穫です。

自分でも、これが絶対と言えるような話ではないので、テキトーに読み飛ばして下さい。

また、クソふざけた記事頑張ります。

そうなんだよね。

服従回路を作るのがSMの醍醐味だと思ってる。
別に痛いプレイに限らず。

Re: そうなんだよね。

> 服従回路を作るのがSMの醍醐味だと思ってる。
ーーオジキにそう言われると、なんかお墨付きをもらったような気分(^o^)。 でも、ホントそう思います!

> 別に痛いプレイに限らず。
ーー服従するのは体より心ですもんね^_^

今年も思いっきりお世話になりました。 良いお年をお迎え下さい。
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